もうすぐ夏がやってきます。
受験生であれば、「夏は受験の天王山」と言われたことが一度はあるでしょう。
確かに、自分で勉強できる時間が豊富にある夏休みは、成績を伸ばす時期として最適であると思います。
まず、私たち菊池塾の立場を表明すると、菊池塾では「夏期講習」、「合宿」と称するものは一切行いません。
私たちは学校があっている時期と同じように、淡々と授業をさせていただきます。
「夏休みだから、たくさん授業を受けて実力を伸ばそう」
「同じ塾の生徒と寝食を共にして、刺激を受けよう」
というのが、「夏期講習」や「合宿」の大抵のうたい文句です。
ですが、本当にそうでしょうか。
一般的な塾であれば、1学期で着実に学習を進めているはずです。
それをなぜ、夏休みという貴重な時間を使ってまで「授業」を改めて大量に受講する必要があるのでしょうか。
1学期と同じようなペースで受講し、学校で授業が進まないことを利用して、これまでの復習を行い、それが定着してから2学期の予習をすればいいはずです。
朝から晩まで授業を受ければ疲れますし、その分量の授業のための予習・復習をするのは大変です。
これではテスト前の「一夜漬け」をしていることと変わらないのではないでしょうか。
合宿についても、同様のことが言えます。
なぜ往復何時間もかけて合宿場所に移動するのかわかりません。時間を浪費しています。
「1日10時間の勉強漬けで勉強体力をつけよう」などということが言われますが、それも的外れです。
毎日の学習習慣と、ペースメーカーとしての授業が組み合わさり、学力が向上するのです。
「刺激を受ける」ことについては一理あるかと思いますが、たとえば集団指導を行う塾がそういったことを宣伝する場合は、何のための集団指導なのかと思う部分もあります。
以上の「夏期講習」及び「合宿」に関する疑念と、通年変わらないペースで勉強することにより学力が向上するという確信から、私たちは毎日毎週淡々と指導にあたってまいります。
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