予備校の講師としてのキャリアも段々と積んできましたが、少しずつ、「受かる生徒/落ちる生徒」の違いがおぼろげながらわかってきたので、ここに記します。
もちろん、受かる生徒とそうでない生徒との間には、わずかながらも看過しがたい学力差があります。ただ、それに関して言えば、当たり前のことであるので、ここでは割愛します。
むしろ重要なのは、メンタリティというか、マインドの問題だと思うのです。
例えば、以下のような傾向があれば要注意でしょう。
・講師や友人に挨拶をしない
・ごみをそのままにして帰る
・お礼の言葉が言えない
・あえてチャレンジングなことに挑戦しようという積極性がない
・自分で考えない
・とりあえず親や先生の言うとおりにしてきた
挨拶やお礼をすること、次にそのスペースを使う人のことを考えること、積極的・主体的に勉強に取り組むこと。
これらはすべて、高校生以上になれば当たり前のことだと思います。
なにも高度なことは要求していません。「当たり前」のことを「当たり前」にするだけなのです。
精神論なんて、学力には関係ない、そう思う方もいらっしゃるでしょう。
ですが、精神面での余裕を疎かにすると、後で手痛いひっぺ返しが待っています。
正直に言うと、これを論理的に説明してほしいと言われても言葉にしにくいのですが、確かにこういった傾向は存在すると考えています。
ですが、挨拶をするなどといったことは、意識すれば簡単にできることです。
自分の意識を少しずつ切り替えていくこと、それがひいては志望校合格という結果につながるのだと考えています。