「偏差値」は悪なのか

受験勉強をしていると、どうしても気にしてしまうものがあります。それは「偏差値」です。

 

「偏差値」とは、「偏差値とは、平均点をとった人を50として、ある集団の中での位置を示す数値のこと」(http://manabi.benesse.ne.jp/assess/moshi/qa/index01.htmlより抜粋)です。

 

要は、偏差値が高ければ高いほど、特定の集団の中で上位にいるといっていいでしょう。

全国規模の模試などでよく使われるものです。

 

受験生は自分の偏差値が上がった、下がった、で一喜一憂するものです。

大手予備校が出している「大学難易度ランキング」にも、指標として使われています。

 

論者の中には、「偏差値ですべてが決まるわけではない。あくまでも自分のやりたいことを軸にして高校や大学を決めるべきだ」という方もいらっしゃいます。

 

もちろん、それはそれで素晴らしい考え方だと思います。

ただ、私は、逆に、「偏差値を基にして、志望校を絞り込んでいくのもよい」とも考えています。

 

なぜなら、高校選びや大学選びで明確に「自分のやりたいこと」がわかっている生徒は決して多くないと思うからです。

 

一方で、どのような高校や大学に行くかにより、自分の将来進む道がある程度決まってくるという現実もあります。

 

また、自分がもっている将来に関する材料が少ない段階で志望校選択をしていくと、得てして「身の丈に合った」学校を選択しがちです。

 

私はそれではもったいないと思います。もちろん偏差値がすべてとは言いませんが、自分の現在の偏差値を基にして、「チャレンジ校」、「実力相応校」、「滑り止め校」(大学受験の場合です)を決めていくことには、合理的な部分があると思います。

 

自分の学力はこれだけしかないから、という理由で志望校選択をすると、「行きたい学校のためにがんばる」といったモチベーションが生まれにくいのではないでしょうか。ある程度偏差値でランク分けして、少しでも背伸びして勉強をがんばる、という姿勢は、その将来にも活かされるものだと思います。

 

もちろん、偏差値はあくまでも指標の一つに過ぎません。ですから、それを上手に使っていくことが結果として自分のためになるでしょう。